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水天需

 易を立てると、気がかりなことがしばしばズバッと出ていて、不思議に思うことがあります。
今日何気なく易用のサイコロを振って出てきたのが、水天需の「六爻変」でした。

水天需の言葉の読み下しは、「需(じゅ)孚(まこと)あり。貞(てい)なれば吉なり。大川を渉(わたる)に利(よ)ろし。」で、大雑把に、「謙虚な心で落ち着いていれば、大きなことがらもうまくいく」といった意味でしようか。

 

各言葉を深く掘り下げると深い内省が必要ですが、今日の立て方は略筮なので、「六爻変」の意味を主に考える必要があります。

第六爻は「上六」といい、次のように書いてあります。
「上六。穴に入る。速(まね)かざるの客三人来るあり。これを敬すれば終には吉なり。速(まね)かざるの客来る、これを敬すれば終には吉なりとは、位にあたらずといえども、いまだ大いに失わざるなり」

実際に即していうと、「大変お世話になっていて、本来ならばこちらからお尋ねしなければならない立場にあるお客さが、私のためにわざわざ来て下さるのだから、尊敬の心を持ってお迎えすることが大切」というような意味になります。

その方が近々来られるという話があり、どのような準備をしたらいいか気がかりでした。
それがそのまま出ているのです。
ただ、二人で来られるという話です。「客三人来る」とある意味は、三名で来ると解釈できそうです。

(注)易用のサイコロ:八面のサイコロを2個と、六面のサイコロ1個のセット。

いきなり時間と空間を取り上げられたらどうする?

   GGECヨーガコースの授業がはじまり、ゲストハウスで、準備のためにノートPCを使い始めました。
最初の一日はいつも通りに作業をしました。

   
二日目、PCの電源を入れて、「PIN」とかを入力するときにエラーとなるので、入力しなおしました。それ以後も時々エラーとなるようになったのでした。それが頻繁に起きるようになりました。どのようなことが起きているのかというと、キーに触ってもいないのに「j」という文字が入力されているのです。
   
この現象が半日ほどのうちにひどくなりました。とにかくカーソルをもっていくと、自動的に「j」が入力されてしまうようになりました。   そのスピードがどんどん早くなり、ついには入力空間が「j」で埋め尽くされるまで何もできない状況になりました。
  リスタートしてみるなど、今までの経験からできることはみんなやってみました。購入した会社にするなど、「何とかしよう」ともがけばもがくほどストレスがかかります。PCを使うことをあきらめるしかなくなりました。
   すると、PC作業に充てていた時間と空間をどうやって埋めていいかわからないのです。
何をしようにも手につきません。
   こういうときこそ、呼吸法だとようやく思い出したのですが、意識がいきなり呼吸に向きませんでした。しかし呼吸法しかないと思っていたので、やることを一つに限定しました。(つまり、一呼吸しようと考えることは、吸って、吐いての二ないし、止息を加えて三動作となります。)

   「吸うだけ」か「吐くだけ」に意識を置いです。「一時に一事」の原則にしたがったわけです。
  
「吸うだけ」「吐くだけ」ができた。そう思った時から落ち着きはじめました。そのあと5分ぐらいのうちにいつもの自分に戻ったのでした。
 そこで、一呼吸で気分が変わる(リラックスできる)ではなく、「半呼吸で気分が変わる」と呼吸法の効果の原則を修正することにしました。

易占いの話

山水蒙

蒙はとおる。我より童蒙に求むるにあらず。童蒙より我にもとむ。初筮には告ぐ。再三すれば瀆る。瀆るれば告げず。貞しきに利ろし。

 

. 勘(予感/予言/予知)はよく当たりますか?

当たるか当たらないかには、個人差があります。

 あなたにおいて、今何かを感じた時「この予感は当たっているか、当たらないか」を知ることはできますか?

日々の生活では、思いがけないことがらに出会うことばかりかと思います。

ルーチンに仕事をこなしていても、同じ日はありません。もしあるとしたら、それは時間が止まっていることになります。

 

さて、「何か悪いことが来そうだ」とか、逆に「今日はいいことがあるぞ」とか思ったとき、それが当たりやすいときとは、その事柄に対して執着していないときです。

未来というものは、まだ見たことも捕まえたこともないので、茫洋としています。

 

易を立て「山水蒙」とします。蒙とはまさに、未来というものが茫洋としていてわからないという事実を示しています。

「吉か凶かわからないので、もう一度易を立てたらかえって間違うので、わからないということをありのままにうけとめなさい」というのが、この卦の意味です。

魂と魂のヨーガ

メガネ

彼女は、メガネを両手でそっと取り上げ、つるを開いた。

私は、かけていたメガネを両手ではずしテーブルに置くと、

ネイビーブルーのメガネを頂いた。

「どうです?」

「よく似合います……」

ヨーガだった。魂と魂がヨーガをしていたのだ。

 

普通は、エゴが冥想をしようときめて始まる。

エゴが呼吸法をしようと決めてから始まる。

エゴがアーサナをしようと思うので始められる。

一般に私たちのヨーガでは、そのように行われる。

しかしこの時は、いつの間にかヨーガが始まり終わっていた。

このことに翌日になって私は気が付いた…..。

冥想はおろか、呼吸法も、アーサナもしないで、ヨーガがそこにあった。

魂が、ヨーガを実行していたのだ。

この後、その日のヨーガクラスを行った。

ヨーガクラスの間、私のエゴには魂のヨーガの余韻が残っていた。

Yoga of Soul and Soul

Glasses  

She gently picked up the glasses with both hands and spread the temples.

I took off my glasses with both hands, put them on the table,

And received the navy blue glasses.

“How is it ?”

“It looks good on you……”

That was Yoga.  Soul and Soul were doing Yoga.

 

Usually, it begins when the Ego decides to meditate.

It begins when the Ego decides to do breathing exercises.

It begins because the Ego wants to do Asana.

Normally, in our Yoga practice, it is done like this.

However, this time, before I knew it, the Yoga had begun and ended.

I realized this the next day…..

There was no meditation, no breathing exercises, no asanas, but Yoga was there.

The soul was performing the yoga.

After this, we performed the yoga class for the day.

During the Yoga class, my Ego was still left with the aftertaste of the soul Yoga.

プラス思考が難しかったら

簡単に、プラス思考が出来るという話をよく聞きます。
しかし、出来ない人にはできません。

僕も、すぐナーバスになってしまい、あーでもないこうでもないという悩みが多い傾向があります。
一度で簡単にプラス思考にする努力は、やめました。

マイナス思考とかプラス思考をを頭から、ちょっと外して。
「どんなストレスにも、呼吸法がいい」ということを信じて、それを実践し続けてきました。
そうしているといつの間にか、物事がいい方向へ展開していることに気が付くことがとても多くなりました。

困ったことがあったらまず呼吸法。
すぐにできるように、普段から練習し続けていることが大切でしょう。

アーサナ: 解剖学的及び生理学的価値

Team Patanjali Japan Foundationによるインタラクティブセッションで、オンライン講義とアーサナを行います。

 

このセッションでは、体(筋肉の構造)と脳がどのようにつながっているかを理解します。

このことを、「あくびは集中力を高めるための体のメカニズムによる」という研究をご紹介しながら説明します。

あくびをしながら参加をしていただけたらと思います。。

 

講義とアーサナ

トピック:アーサナ:解剖学的および生理学的価値
開催日:2023年2月19日(日曜日)
時間:午前10時〜11時(日本時間)
参加費:980円(アディヨギは無料)
登録はこちらから:
https://www.yoga.patanjali.jp/monthly-interactive-session/is-february-2023/
又はこちらから:https://www.yoga.patanjali.jp/monthly-interactive-session/

最新情報(LINEオープンチャット): https://line.me/ti/g2/9etexjsO9lIEDDGbXP2NWg?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

 

菊芋をアーユルヴェーダに!

第44回日本アーユルヴェーダ学会に参加してきました。
アーユルヴェーダも、西洋医学の影響を受けて、大きく変化しつつあるなあと思います。
それとともに、西洋医学の医者、特にがんに取り組む医者が患者と家族の生死の苦悩を目の当たりにしながら、人生観を変えていった様子がとても印象的でした。
中でも、医者自身がガンにかかり苦悩の中から、がんは「人生観を変えろを変えろ」といっていることに気が付いて、新しい取り組みを始めたという話は、示唆に富んでいました。
生死と向き合いながら人生観が変容する過程こそ、ヨーガに外なりませんが、そのことについては彼らは気が付いていないようでした。
私達は、菊芋をアーユルヴェーダに組み込んで欲しいという提案をしてきました。

この話は、かなり興味を持って聞いてくださり、とてもありがたいものでした。
菊芋は、生活習慣病(糖尿病、高血圧、高脂血症、肥満)などに役立つだけでなく、肌をきれいにする、骨密度を高める、などの効果があるのですから、とても重要です。
今、これからの季節は、ちょうど収穫期、道の駅などで生の菊芋を購入できる季節です。

 

朝起きたときの呼吸法とヨーガ

私は、朝起きてすぐ呼吸法とヨーガをします。
「やっぱり呼吸法の達人はちがいますね」などと言われることがあります。
朝から目がパッチリ覚めて、元気爽快だと思っていらっしゃるのです。

そうじゃないんです。

まず、動きたくないのが本音の時がとて多も多いです。

布団のなかでぐずぐずしていると、いつの間にか眠っていて、2時間もあとに目が覚めて「間に合わない。ああ、午前の予定はキャンセルだ」などと言うことも昔はありました。
冬はまた、大変です。
枕元の湿ったタオルがかちかちに凍っているときもあります。
起きるのがつらいので暖房のスイッチを入れてまた布団に潜り込みます。
イヤなことや難しい問題が頭の中をぐるぐる駆け巡って、いつまでも不愉快な気分のまま起き上がらない。なんていうこともあります。

起きるのがつらい時はどうする?

一番いいのは、起きようとしないこと。
自分に取って、一番いいタイミングに、身体が動き始まると、信じて。
二度寝でも、三度寝でも、覚悟を決めて。

どうしても起きなければと思ったら、

床の中で、背伸びをする。二三回。
すこし目が覚め始めたら、手のひらを握ったり開いたりして見る。
少しずつ大きな筋肉をうごかしはじめていると、
気が付いたら起きています。

カパラバティーと丹田呼吸法

よく知られとているように、カバラパティ(कपालभाति)は、瞬間的にした腹を絞って吐く呼吸を10回から数十回連続して繰り返す呼吸法です。
要は、丹田呼吸法を素早く繰り返す方法といっていいでしょう。

ヨーガのマニアのような人は、強く、早く、かなり長時間続ける人がいます。
しかし、私たちのように、心と体を調整しながら、自分のスピリチュアリティーを豊かにして、快適な人生を求めるなら、自分にできる早さと強さで、数十秒から、数分を毎日続けることが、とても有効だと思います。

カバーラバティではありませんが、体の動きに合わせて素早く下腹を絞る呼吸法を10分間程度行うのは、継続できるし、効果もあるのでお勧めします。
youtubeから、呼吸体操 (Short break Breathing)をできるようにしています。
玄朴プロトコルでは、アーサナを始める準備体操として必ず行っているものです。

 

 

言葉の精油

昔、「言葉の精油」と題して、カード―幾枚も作り、配布したことがあります。
例えば、

言葉の精油 2
いのちとは
いのちとは よろこびの波動
よろこびの波動は世界を包む
宇宙を包む
あなたを包む

このような言葉を少し復活しようかな……。

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