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水天需

 易を立てると、気がかりなことがしばしばズバッと出ていて、不思議に思うことがあります。
今日何気なく易用のサイコロを振って出てきたのが、水天需の「六爻変」でした。

水天需の言葉の読み下しは、「需(じゅ)孚(まこと)あり。貞(てい)なれば吉なり。大川を渉(わたる)に利(よ)ろし。」で、大雑把に、「謙虚な心で落ち着いていれば、大きなことがらもうまくいく」といった意味でしようか。

 

各言葉を深く掘り下げると深い内省が必要ですが、今日の立て方は略筮なので、「六爻変」の意味を主に考える必要があります。

第六爻は「上六」といい、次のように書いてあります。
「上六。穴に入る。速(まね)かざるの客三人来るあり。これを敬すれば終には吉なり。速(まね)かざるの客来る、これを敬すれば終には吉なりとは、位にあたらずといえども、いまだ大いに失わざるなり」

実際に即していうと、「大変お世話になっていて、本来ならばこちらからお尋ねしなければならない立場にあるお客さが、私のためにわざわざ来て下さるのだから、尊敬の心を持ってお迎えすることが大切」というような意味になります。

その方が近々来られるという話があり、どのような準備をしたらいいか気がかりでした。
それがそのまま出ているのです。
ただ、二人で来られるという話です。「客三人来る」とある意味は、三名で来ると解釈できそうです。

(注)易用のサイコロ:八面のサイコロを2個と、六面のサイコロ1個のセット。