高度なアーサナができたり、たくさんの呼吸法を覚える必要はない
アーサナの種類は、現在どのくらいあるだろうか。ありすぎて数える気にもならない。
しかも、ヨーガのやり方や「◯◯ヨーガ」と名乗る種類も次から次と生まれている。
そして、呼吸法や冥想法もたくさんあるし、昔から行われてきたものなのに新しい名前がついているものも次々と制作されている。
じゃあ、自分はどれをどの位したらいいのか。
どれが優れた方法で、どれが劣った方法なのか。
科学的に証明されたといっても、自分にとっていい方法だと証明されているわけではない。
すべてをすべての組み合わせで、試してみるしかない。
そんなことは一生かかっても、終わらないだろう。
自分が、自分の人生において何を求めているのか。
そのことを明確に意識しながら、ヨーガの中に答えを求めていると、自ずから、ピタッとするものに出会う。
自分の歩む道を、それとなく差し示してくれる師に出会う。
それは、優れて有名な師とは限らない。
あらゆる人、あらゆる出会いが自分の師となりうるからだ。
そして、その道を歩むために必要な道具としての、アーサナや、呼吸法、冥想法は、驚くほど簡単で、シンブルなものである。
それを心の求めるままに丁寧に繰り返し実施し続けることである。