生活のムラが心の病を引き起こす
やる気にムラがあって、うつ状態になったかと思うと、幻覚が見えたりして、仕事が続けられなくなった人がいます。
病院では、うつだとか、統合失調症だとかいう診断がされます。
今私は、その人の生活のムラの改善に取り組んでいます。
生活のムラが、身心にいろいろな問題を起こします。
生活のムラとは、睡眠時間、食、仕事、……のリズムがくるっている状態です。
徹夜するかと思えば、一日中寝ていたり。
食事をほとんど食べなかったり、とんでもない時間におかずなしでたらふくご飯を食べたり。
こうしたムラを治すことに取り組んでいます。
もともと、身心の活動には、揺らぎがあります。
睡眠も、食も、仕事も揺らぎがなくなってはいけません。
時計で測ったように、生活を均質なものにしては、息苦しくなって、これまた身心の病の元となるでしょう。
だからと言って、生活にムラは問題となります。
うつや統合失調症の場合、ムラをなくす生活を保ち、継続できるようにして上げられれば、症状はかなり改善させられるはずです。