わかる
わかる。
答えが分かる。
おのずとわかる。
感じるのでも、知るのでも、把握するのでもなく、わかる。
分かった通りに行えばいい。
ただわかる。
それ以上でもなく、それ以下でもない。
現成する。
何かが現成する。
それをわかるという。
それは、どこからかわからない、どこかから意識の上にやってくる。
あらゆる問題の答えは、いつでもそこにある。
そこにあるけれども、そこというところはない。
自分に降りかかるすべての問題の答えが、そこにある。
でも、答えのすべてが今、現成することはない。
自分にとって今、必要な答えだけが、必要な瞬間に現れる。
その瞬間のことを機という。
機に任せて大安心をして、今、行うべきことを唯行っていればいい。
機に応じて動き。
機に応じて語り。
機に応じて休む。
機に応じて食べる。
それがわかるということ。
わかるためには、感性を鋭くしていなければならない。
大安心をして、感性に任せる。
そのために、呼吸術がある、そのためにヨーガがある。