集中できる時間は

加齢とともに、だんだん集中力が続かなくなった。
何をしても、気が散って、集中できない。
勉強ができないのは集中力がないから。

集中力が続かない悩みというのは、結構あると思います。
スポーツや踊り、歌などの練習でも、これが問題になったりします。

でも、集中できる時間は、長くなくてもいいのです。
長時間集中できないといけない、というのは思い込み。
短い時間でも、何回も積み重ねれば同じです。
実は、それ以上かもしれません。

気が散っている時間は、無駄な時間ではないからです。
なぜでしょう。
集中しているときに、大事なことは脳にインプットされます。
そして、気が散っている時間は、脳が勝手にその問題を処理してくれているのです。
特に難しいことを考えたり、覚えたり、演技できるようにしてくれているものは、意識の奥にあります。
つまり、潜在意識ですね。
意識の奥で、ちゃんと解決してくれるのです。

今までできなかったことが、急にできたりするのはこういう時なのです。

集中していて、どうにもうまくいかなくなったら、それをそのまま放置します。
別のことをしていて、また思い出したときに、戻ってくる。
そうすることで、いくつものことを同時に進行させることもできます。

試合とか、本番の時はどうするのでしょうか。
そういう時は、集中力はいりません。
集中しようと思えば思うほど、うまくいかないことは誰でも経験します。
そういう時は、すべて意識の奥にお任せします。
潜在意識の出番です。
意識は、遊んでいればいい。
短時間の集中の積み重ねと、潜在意識の使い方を覚える必要があるかもしれません。

その方法は、簡単です。
3秒間だけ無心術です。

誰でも3秒間ぐらいは、集中できるのではないでしょうか。
息を吸っている間だけ。
吐いている間だけ。
そして、止息の時だけ。
3秒間。

ストレスフルな生活からの脱却は、ここから始まります。