Category Archives: ヨーガ

片足立ちで倒れなくなる : 三秒間無心術の効果

私は、若い頃から片足立ちが苦手でした。
ヨーガには、片足で立つアーサナは多いのですが、いまいちすきでなかったのです。

一方、加齢とともに片足立ちができなくなると言われています。
そして、片足立ちは、ダイエットになるとか、認知症予防になるとか、ウォーキングの50分の効果があるとか、いろいろ言われています。

最近、「少しはできた方がいいかも」と、思ってやってみました。
ヨーガのアーサナではなくて、普通に片足をちょっと上げるだけを試したのです。
意外なほど簡単にできるので、「アレ!?」と、思いました。
左右どっちの足も、続けて立っていられます。

若い時には、すぐグラグラしたのに、今はそんなことがありません。
どうしてなのか。考えてみました。
足腰の筋力は、昔よりずっと衰えているはずです。
集中力だって、昔のほうがずっとありました。

そして気がついたのは、
ちょっと身体が揺れた時の感覚が以前と違っていることでした。
ちょっとグラっとしただけで、「あっ。倒れる」という感覚が以前はありました。
ところが、今は、倒れる気がしないのです。

自然に、「倒れるはずがない」と、感じている自分がいます。
それで、「ああ、この感覚があるから倒れないんだな」と気が付きました。

昔は、こういう感覚になろうとしてもできなかったのに、と考えてようやく気がついたのは、
三秒間無心術の効果でした。
息を吸って三秒間、吐いて三秒間の止息、これを日常的にやっているだけで心の置き所が、変わってきていたのです。

独自の能力を引き出すヨーガ

どんな人にも、その人独自の能力がある。
他の誰にも真似できない。その人だけの価値である。

それが覆われていて、垣間見ることすらできないような人もいる。
人に疎まれ、「無能だ」と邪魔者にされているかもしれない。
他人はおろか自分ですらそのことに気が付かない。
そんな能力が隠されている。

その能力をヨーガは引き出す。

と、このように私は考えている。

 

眠れない夜

昨日、ちょっとしたトラブルがありました。
それを一日引きずって、「今夜は眠れないかな」と思いました。

夜床に入る前、しばらく3秒間無心術をしました。
落ち着きがもどり、いつもの様に眠ることが出来ました。

この時、昔 師が言っていた言葉を思い出しました。
それは、「天行健 君子以自彊不息」です。
師が若い時に、行っていた印刷業を止め、無職の状態が何年間も続いた時でした。
奥さんと子供二人を抱えて、それでも3年、4年と耐えていたのです。
暗い事、い由な事、不安ばかりが頭を巡り、悶々とした夜を迎えていました。
師は、易を毎日立てていたのですが、そういう日々に立てる易の卦は、
からなず、易経の第一番目にある、乾為天だったのです。
これは、
「天行は健なり 君子もって自彊(みずからつとめて)してやまず」
と、読みます。
日月星辰、天の運行は大昔から今日まで、そして未来永劫に変わることがない。
君子たるものは、天の運行のように変わることなく、日々努力すべきである」という意味です。
そして、どんなに長い夜であろうと、やがて朝日が昇ります。天の運行というものは、そのように健やかなので、今苦しい状態でも、日々努力を続けていればやがて朝日がさすときがくるという意味も含まれています。

眠れない夜は永い、延々と続き、悶々とする事があります。
そういうときは、この言葉を思い出しながら、三秒間無心術。
また、ヨーガアーサナをいくつかすると、よいでしょう。

 

ストレスとプレッシャー

ストレスと言うと普通、心の問題と考えますね。
現代生活でストレスと言うと、人間関係で生まれるストレスが一番問題になります。
職場や、友人関係、あるいは夫婦や親子の間での軋轢(軋轢)が生じるストレスで、悩みます。

よく知られている様にストレスとは、元々物理学の用語で固体に外圧が加わって起きる歪みのことを言いました。
今、外圧と書きましたが、つまり固体に加わるプレッシャーのことです。
これが、元々の意味です。

人間におけるストレスについては、キャノンという人とセリエという人が、1930年代に自律神経系と内分泌系に変調を起こすものをストレッサ―、起きた変調をストレスとして次のような考え方を提唱しました。

これは、体におきている自律神経、内分泌の変調ですが、
その原因となるストレッサ―、別の言い方をすればプレッシャーは、毒となる薬、病原菌、温度といった物理的、化学的、生物学的なものばかりでなく、精神的なものも含まれます。

体と心は、一所に反応しているという考え方が、19年代前半には科学の中ではっきりと確認できることがわかっていたということになります。
21世紀の今、東洋の身心一如という考え方は、もう東洋だけのものでなく、人類共通の概念となっているということが言えるでしょう。

ヨーガは心の健康と体の健康の両方をみる

さまざまな健康法があります。
私は、健康法に飽き飽きしていますが、それでも、ヨーガをしているとどうしても健康問題に対する質問が多くなります。

それは、体の健康のことだけではなく、心の問題、社会的トラブルに対する質問もたくさんあります。

「ヨーガでは、どうする?」ということになりますが、「このアーサナがこれに効果がある」ということは、あまり考えない方がいい。本には書いてありますが、基本的にそういう「つけ刃の様な事は、現代医学にまかせればいい。現代医学では心の問題も薬を使いますね。その方が早い」、それは「治そうとするからだ」と、と私とはまあこんな風に考えるわけです。
もちろん、それはそれでものすごく大切な事です。

でも、「ヨーガは治すのではなく、自然に治る。誰が治したのでもない。」
自然治癒力という言葉がありますが、自分の体に治癒力があるというだけではない。
「ありのままの自然が治す」
そのことを静かに見つめる営みが、ヨーガだと私は考えています。

 

 

ヨーガは一つ

世に中には沢山の種類のヨーガがある。

どれがどう違うのか。
どれがいいのか。

そんなことはどうでもいい。
無心にそれを行えるかどうか。
自分の在り方を常に顧みることだけが大切だ。

無心の営みをヨーガというのだから。

ヨーガの村 木島平村

長野県北部にある木島平村は、新幹線飯山からゆったりと流れる千曲川をわたったところにあります。

何よりもお米がおいしい。
野菜がおいしい。
そして、水がおいしい。

ブナの原生林で有名なカヤの平高原には、キャンプ場がありまた本格的なトレッキングを楽しめます。
スキー場があり温泉があり、……
それなのに、あまり知られていない。

そしてこの木島平は、ヨーガの盛んな村だということは、さらに知られていません。
ヨーガ人口が多いとききました。

私は1年に一度、村の健康セミナーの一貫としてヨーガの指導におまねきいただいています。
人口がわすが4600人なのだそうですが、ヨーガの参加者は55名を超え
、広い体育館が狭く感じられるくらいです。

私は木島平に行くたびに、「いつかここでヨーガの大会を開こう」と、思います。
何時のことになるかわかりませんが、日本で最も最適な場所の一つだと考えています。

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短期修行 無事終了しました

マクロビオティック農家民宿まはな(三重県志摩市阿児町)で、行われた「依りあいマクロビオティック」で、
9月19日から22日までの短期間修行をしました。

朝 6時半から、慕情が丘まで片道約30分行き、呼吸体操、アイウエオ体操、フリフリダンスで一日が始まる。
・食事は、食前に合唱をしてから 7号食(玄米茶碗軽く1膳に、ごま塩のみの食事)
―マクロビオティック、呼吸法、ヨーガ、エコロジカルな健康法などについての講義と座談会。
―ヨーガ、呼吸法、冥想、ワークショップ、タイ式マッサージ など。
・夜は、座談会と合唱後、リラクセーションヨーガの後、就寝。

20日には、近隣の方々が約30名ほど集まり、マクロビオティックとヨーガの体験会。

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50回ゆっくり噛んで食べる冥想の7号食。

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小島先生と玄朴の講義風景。

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栗の皮をむいたりしながら座談会と講義。

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ワークショップとリラクセーションタイム。

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ごま塩作りも冥想。

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7号食の玄米は、大西さん特性の無農薬有機栽培のお米、台風でも倒れず元気に育っています。

 

冥想とは情報を自分の内側から引き出すこと

私たちは、日常ネット、マスコミ、書籍、友人知人から津波のごとく落とし込まれる情報に巻き込まれて、息の詰まる思いをしているのにも気がつきません。
でも、時には、こんな情報から離れたくなる事があります。

そんな時には、外からの情報を遮断し自分の内側からの情報に耳を傾けるといいでしょう。

冥想とは情報を自分の内側から引き出すことをいいます。
静かに目を閉じて、内なる声に耳を傾けよう。
ただ、耳を傾けているだけでいいのです。

 

 

ヨーガコースハイライトその3-生活に役立てる冥想法ー

5回目 冥想の目的と具体的な方法。
冥想は、今ここにいる自分自身の現実的な問題解決のためにあること、
冥想はもともと、私たちの毎日の平凡で日常的な心の働きの一つとしてあることを理解し、
それを意識的に自分の問題解決に役立てるために工夫されたものが冥想である事を解説。

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