本当の師(グル)Ⅲ

己こそ、己の師
他のどこに師がいようか。

誰を師としようと、大勢の師を得て、学ぼうと、
人生の眞、本来の面目は唯一つ、
それをつかむものは、己しかいない。
だからといって、掴み得たものは己でもないし、己のものでもない。
それは、ものではないからだ。

己において、それは現成している。
現成させている何かを仮に師と呼ぶに過ぎない。