新鮮な智慧

今、最新の知識・知恵でも、300年経てば古くなってしまう。

しかし、3000年前のヤージュニヤワルキャ(Yājnavalkya) の言葉を丁寧に読むと、その中には今もって古びていない智慧が、たくさん入っている。それは、ブリハッド・アーラーニャカ・ウパニシャッドにある。
彼が語った智慧は、300年後も、3000年未来にも通用するのではないだろうか。
何時の時代にも、人の心に響くもの、それういうものが本当に新鮮な智慧というのではないだろうか。
せかせかした今日、こうした智慧の書を丁寧に読む暇は無駄のように思えるかもしれない。
でも、もし心の琴線に触れる新鮮な智慧を読んでみようという気持ちが起きたら、ゆっくりとそういう智慧を捜すところから始めたらどうだろうか。
永遠の智慧は、逃げて行かないのだから。