魂の願い

「ようやく審査が通りました」
彼の声は明るかった。
その声で私の心にも明るく光がともった。
希望を持つことって、何よりも大切なのではないか。
そんな思いが心をよぎった。

いつでもだれもが、腹に力が入り明るい声で話ができますように!

希望をもっているとき、誰でも容易に腹に力が入り、声は明るくなる。
先が見えず、苦しみぬいていた彼に、ようやくはっきりとした解決の道が示されたのだ。

では、苦難の道を歩んでいるときは、どうしたらいいのか。
何千年も前から、同じ答えが繰り返されている。

それは、
今、やるべきことをただやり続ける。
よくなることを信じ切る。
そして待つ。
苦しくてもつらくても、結果を先取りせず、今あるがままに、……。
ただ、心をそのように調えるのは難しい。
その時は、体から始めよう。
下腹と腰に力を入れて吐き切る。
そういう練習をすることだ。
いつでもどこでも、気が付いた時にそれはできる。

いつでもだれもが、腹に力が入り明るい声で話ができますように!