資格

資格を捨てることが出来て、始めて資格は獲得されたことになる。
資格を与えるものは、未熟だから、資格を与えることが出来る。

本当に資格を持つものは、ひとに「資格を欲しい」と言われても「そんなものは、どこにもない」と、当たり前に言えるに違いない。

私は、ヨーガやそれに関係するいかなる意味の資格も、普通云う意味で持ったことはない。
なのに、資格を欲しいと言われると「それならこうすれば、資格証明書を出してもいいよ」ということがある。
それは、私が極めて未熟な証拠である。
少なくとも「そんなものは、世界中どこを探しても、あるわけがない」どうしても欲しければ「ほかを当たることだ」と、さらりと言えるようになりたい。

これは、最小限の希望だ。
これすら超越したところが地平線のぎりぎりのところにようやく見え始めた。